
各地域の避難所と家族の集合場所を確認しておきましょう。
緊急時の連絡方法をあらかじめ決めておくと良いでしょう。

医療用備蓄品リスト(例)
- インスリン、予備の注入器 (添付文書の指示に従い保管)
- 現在服用している他の薬剤
- 注射針
- 消毒綿
- 血糖自己測定器と試験紙
- 血糖自己測定用穿刺針と穿刺器具
- ブドウ糖
- 断熱バッグ
- 使用済み針入れ(耐貫通性の容器)
- 処方薬のリスト
- 糖尿病手帳または筆記用具とノート
これらは2〜3ヶ月毎に点検し、使用期限が近いものは取り換えましょう。

自宅以外の場所で被災したときに備えて、学校や職場にも医療用品を備蓄しておきましょう。
外出する際は、インスリンと注射に必要な物品を携帯するようにしましょう。


災害時に、もしも備蓄した医療用品を持ち出せなかった場合、新たに薬を手に入れなくてはなりません。あなたのインスリンと内服薬の薬品名、処方量、投与回数及び時間を覚えておくようにしましょう。

備蓄食品(例)
- 飲料水 1日3〜4L
- 乾パン、クラッカー
- レトルト食品
- 缶詰食品
- シリアルなどの栄養食品
- フルーツジュースまたはスポーツドリンク
- 粉ミルク(赤ちゃんがいる場合)
- スプーン、フォーク
- 紙コップ
- 缶きり
など

- 災害時はストレスなどにより、あまり食べなくても血糖値が上がることがあります。
- インスリンやその他の薬を自己判断で中断しないようにしましょう。
- 高血糖と低血糖の症状、対処方法を覚えておきましょう。
- ブドウ糖や補食になるものを持ち歩きましょう。
- なるべくいつもの時間に食事を摂るようにしましょう。
- 過食、欠食がないよう、なるべく一定の食事量をとりましょう。
- 血糖値が高くなると、脱水になるおそれがあるので、水分をこまめに摂りましょう。
インスリンが手に入る医療機関(日本糖尿病学会など)を確認しましょう。
災害直後や不便な避難所生活では、食事時間のずれやストレスにより、血糖値が乱れやすくなります。できれば血糖値を測ることをお勧めします。

災害時のインスリンの保管、注射時の注意点は何でしょうか?
インスリンの効力は、日光や暑さ、寒さに影響されます。
- インスリンは光に弱いので、使用後は必ず注入器のキャップを付け、直射日光の当たらないところに保管しましょう。
- 気温が30℃を超えそうな場合は断熱バッグに入れ、なるべく涼しいところに保管しましょう。
- 寒い季節にインスリンが凍結しそうな場合は、断熱バッグや布などにくるみ、なるべく暖かいところに保管しましょう。
- 有効期限を過ぎたインスリンや、温度の影響を受けたインスリンしか手元にない場合、使用できるかどうか医療スタッフに確認をしましょう。
インスリン注入器、注射針、血糖自己測定器、試験紙、穿刺器具、穿刺針は雨などに濡れないよう、乾燥している場所に保管しましょう。
インスリン注射は、災害時であっても絶対に必要なことです。
災害時、インスリン注射のための注射針が足りない場合は、非常手段として針を再使用して注射をしましょう。医師と連絡が取れる状況であれば、医師の指示に従いましょう。
また、災害時、日本糖尿病学会・日本糖尿病協会ホームページに必要な情報が記載されます。正しい情報収集に努めましょう。
注意)
・この説明内容は、注射針の再使用を推奨するものではありません。新しい針が入手できるようになったら、注射針は使用ごとに変えてください。
・緊急時であっても、同じ針を複数の人で使用することはできません。不衛生であり、血液感染等の危険もあるため絶対にしないでください。

足に傷や水泡ができていないか、毎日眼で見て、触ってチェックしましょう。
他の物品と一緒に、非常持ち出し袋にあなたの足に合った靴を一足入れておきましょう。

なるべく体調を維持するために、できることからやってみましょう。
こまめに水分を摂りましょう。
数時間毎に手足を伸ばして身体を動かしましょう。
避難所や車の中で長時間じっとしていたり、体の水分が少ないと、血栓症(血管が詰まる病気)を起こすことがあります。(1日の水分量を医師から指示されている場合、その指示に従いましょう。)
体調が悪い場合は、できるだけ速やかに医療スタッフの診察を受けましょう。

医療用品、食料品備蓄チェックリスト
備蓄品チェックリスト